霞が関埋蔵金

霞が関埋蔵金
 財務省は2008年度予算編成で財政融資資金特別会計--財融特会--の積立金から約10兆円を取り崩し、国債発行残高を減らし、利払い費を下げるために国債の返済に充てる方針という。このような過剰な特会積立金を埋蔵金と呼び、予算財源とすべきだとの声に押された。財融特会は財投債を発行して調達した資金を地方自治体や政府系金融機関に融資するのが目的である。資金調達金利が貸付金利を上回る場合に備えて毎年度の利益を準備金として積み立てているもので、07年度末の積立金は約18兆円という。 
 

 28の特別会計の積立金は昨年度決算ベースで210兆円あり、このうち160兆円は年金など保険事業の支払いに備えている。使途の決まっている積立金もあるが、国会の審議を通さない特別会計には国民に還元すべき金が50兆円もあるとの指摘もある。

 実際のキャッシュ以外にも、眠っている土地や建物などはもとより、無駄な仕事や機関を整理すれば300兆円ぐらいは出てきてもおかしくはない。これらを総称して霞が関埋蔵金と言うべきであろう。
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