二つの達成目標

二つの達成目標
 日本には現在、数年後には達成しなければならない二つの目標がある。ひとつは一般予算のことで、2011年には赤字国債の発行をゼロとするプライマリー・バランスがあり、もひとつは温暖化ガス排出抑制で、2012年までには1990年の炭酸ガス排出の6%減を達成しなければならない。後者は特に京都議定書で定められた国際的な約束であるから、本年6月に北海道で開催される環境サミットでは日本がこの目標を達成することができるのかどうかが問われている。
 
 来年度予算案では、昨年の参議院選挙での与党の敗北と予想される衆議院選挙を控えて、政府自民党では、どうしても国民に対して厳しい予算案を出すことができなくて、かなり甘い選挙対策予算となっている。国民が与党に対して厳しい判定を下したのは、年金や薬害など不祥事だけではなくて、このままでは将来に対する不安があるからである。

 現在はどうしてもこのような厳しい道を通らなくてはならないが、これから先はこのようになるから、皆さんは安心してくださいという政策を打ち出せばいいのである。最も現在の連立与党が、今更このようなことを言っても誰も信じないと思う。

 2011年と2012年の数値目標はいずれもこのままでは未達成ということとなる。そしてこの目標が達成できないとすると、あまり関連性はないが、2012年12月22日には地球はフォトンベルトに入り、電波障害や遺伝子破壊で滅亡の危機になっているのかもしれない。
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