炭酸ガス 個人での削減目標

個人での削減目標
 京都議定書で決められている温室効果ガス排出量の削減量の計測が今年から2012年12月末までの5年間で実施される。1990年を基準年として、5年間の平均排出量を6%削減しなければならない。日本の5年間の目標を具体的な数値で表すと、1年間当たり平均で12.5億トン以下にしなければならない。2006年での排出量は13.4億トンと公表されているから、年間平均で1億トンの排出削減が要求されている。
 

 この目標の達成ができない時には、次の削減期間では目標数値に上乗せされる罰則規定が存在する。さらに、京都議定書をまとめた議長国として、国際的な信用問題になってきてしまう恐れもある。企業部門では削減目標の達成はできるようだが、家庭部門での達成は景気の変動や気候条件などの影響で難しくなっている。

 ちりも積もれば山となるとの諺どおり、個人の努力の積み上げでどの程度のことができるかというと、現時点では家庭からは1人が1日あたりに排出する炭酸ガスは6Kg程度である。1人が1日あたり1Kgの削減をすれば目標を達成できるようだ。環境庁の進める「チーム・マイナス6--」のプロジェクトでは、温度、水道、自動車、電気、買物、商品について具体的なアクションの取り方を提案している。
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