米国の銀行

米国の銀行は大丈夫--
 昨年8月以来の平均株価の落ち込み率は米国のダウ平均は15%減に対して、日経平均は30%超の落ち込みを見ている。住宅ローンで問題を引き起こしたのは日本ではなくて米国のはずだが、どこが違うのか素朴に不思議に思っている人も多いと思う。日本では首相をはじめ、財務大臣まで日本が悪いのではなくて、アメリカの問題だから株価下落には一喜一憂しないなどと嘯いているが、これでよいのだろうか。


 実はシティバンクの財務報告によると、昨年10--12月の第4四半期は1兆円近い赤字だったが、年間を通しては約5000億円の利益を稼ぎ出している。それでも、あっさりとトップが交代して、あっという間に中東からオイル資本を導入した。この対処の敏速さこそ日本は学ぶべきことと思う。

シティバンクの売上高を見れば、世界中から約9兆円を稼ぎ出す本物のメガバンクなのである。ひ弱な印象の日本のメガバンクとはわけが違うことに気が付く。資本主義の総本山はそんなには簡単に壊れない。
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