道路大臣の詭弁

道路大臣の詭弁
 「道路を整備しないと国民の命は救えない」と参議院予算委員会で答弁していたが、牽強付会とはこのことを言うのであろう。年間6兆円もの予算を過去15年以上も使ってきて、病院への救急車も擦れ違えないような道路を放置してきたのは国交省の責任ではないだろうか。それだったら道路を造るよりも病院建設を先にすべきだ。狭い道路を拡幅することはしないで、高速道路や市街地を避けるバイパス道路の建設に大金を投じてきただけである。今になって、暫定税率がないと踏切が開かないとか、救急車が通れないというのは役人の言い逃れ、詭弁としか聞こえない。
 
 地方首長の全員が特定財源維持の署名を直筆でしていたとか、道路財源で購入した公用車の数を低く見積もって公表したりして、嘘答弁を心から深くお詫びしなければならないなどと、道路財源の専守で頭を下げどおしである。その上に職員の疲労回復のために、1台20万円のマッサージチェアを23台も購入していたというから驚きである。それならガソリン税を払っている消費者の疲労回復をどうしてくれるというのだろうか。本当のところ、もう少しレベルの高い国会論争を期待している。
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