G7の結果

G7の結果はどう出るか
 G7の声明を受けて、11日月曜日のNYダウ平均株価が注目されている。世界経済は困難で不確実な環境に直面しているとしながらも、基礎的条件は堅固と認識し、各国は金融と財政政策で個別にあるいは協調して適切に行動すると声明した。


 米国、欧州、日本ともそれぞれ異なる経済事情のもとで、具体的な景気対策や金融対策が提案されているわけではなく、証券化で世界に広がった住宅ローン問題について、先行き不透明のままである。であるから、月曜日のダウ平均は戸惑いを見せて、上下を繰り返す動きになると予想される。要するに議長を務めた日本は指導力を発揮することができずに、無意味なG7であったということであろう。

 90年代、日本に限定した金融システムの不安だったが、なんとか10年間にわたり邦銀が不良債権処理に80兆円かけてきた実績があるのだから、もう少しこの経験を踏まえて積極的な提案をしてもよかったのではないか思う。脛に傷を持つ日銀総裁財務大臣に期待しても無理なことのようだ。
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