石原銀行の後始末

石原銀行の後始末
 「最初から私が社長なら、もっと大きな銀行にしてました」と都議会の予算委員会で減らず口を知事はたたいた。それでは今すぐに知事を辞めて、自分でつくった新銀行東京の頭取に就任して、経営再建の腕を振るうべきであろう。それでこそ、都民1人当たり1万円もの税金をドブに捨てた者のなすべき義務と思う。
 
 先週も「マスタープランは専門家を交えて作ったもので、都の責任で作ったものではない」と発言しているが、このプランの冒頭に堂々たる自らの署名が残っている。どこまでも責任逃れをするつもりなのであろうか。弟の裕次郎氏にあやかって、男らしさを演じてきた知事なのだから、もう少し潔さを示すべきでだ。さらに400億円もどぶ川に入れてはいけない。

 東京都が3年前、血税1000億円をつぎ込んで設立した新銀行東京の再建をめぐり、関係者らが互いに責任を押し付け合う泥沼劇を演じている。知事は「半年後までつぶれない会社なら融資しろという常識はずれな経営がなされた」と旧経営陣を厳しく非難して、刑事告訴を含めて責任追及を検討するとの考えを示した。貸し付け後に経営破たんした企業への融資は昨年12月末現在で600件に上り、返済が6か月以上滞っている融資は1100件、総額132億円であることも判明している。

 この問題についてはここでは1年以上前から指摘していた。
http://iiaoki.jugem.jp/?eid=412
http://iiaoki.jugem.jp/?eid=738http://iiaoki.jugem.jp/?eid=740
http://iiaoki.jugem.jp/?eid=1813
http://iiaoki.jugem.jp/