メガ文字の導入

メガ文字
 高齢化する新聞読者に対するサービスとして読売や朝日など新聞各紙が「メガ文字」を使いだしている。一文字あたりの総面積は23パーセントも大きくしたので、文字が目に飛び込んでくるようだというが、管理人にはそのように思われないで、記事の内容が薄くなったとしか思えない。


 新聞社の本音は記事の量を減らして、記者を削減しコストダウンにつなげたいということのようである。まだ米国ほどではないがネット時代を迎えて、追われる立場の新聞社はスリム化に知恵を絞っているのであろう。

 確かに取材の現場では、取材にかかる経費やタクシー代の削減など切り詰めが行われているとも聞いている。新聞記者と言えば、しばしばテレビドラマや小説の主人公として登場する格好いい姿をイメージするが、それは昔のことで、今ではタクシー代にも事欠いて不正請求などで免職になった例もあるようだ。読者のためという口実のもとでメガ文字が導入された背景には、新聞社や通信社の厳しい現状を垣間見ることができる。
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