北京五輪

不正便乗商法
 8月8日の開会式まで2か月ちょっとに迫っている北京五輪であるが、四川省地震の影響が懸念されている。というのも1億人の人口を抱える四川省は、食料をはじめ日用品などの生産拠点であるから、生産がストップしたら北京でも物不足になる心配が予想されているからである。
 
 地震とは関係がないことであるが、五輪のチケットがネット上で取引されている。中には開会式のチケットに1枚60万円などと、当初の売り出し価格の60倍もの値段が付いているものまである。これが本物ならいいが、何しろ偽造天国のお国であるから、迂闊には手が出せない。すでに大量生産された偽造チケットが世界中に出回っているという。何しろ世界中で毎年7兆円も中国製の偽造品で被害が出ているからである。

 「カネのためなら何でもあり」というので、公式スポンサーのロゴマークや公式マスコットなども偽物がすでに各地で氾濫しているという。大会期間中の前後も含めて、市内のホテルは軒並みに値上げしているようだ。

 日本の観光ツアーが利用するホテルは期間中1泊10万円、小さなビジネスホテルでも2万円という。自宅を急遽ホテルに改造して金を稼ぐ市民も増えているようだ。白タクで世界中からくる選手、観光客から金を取ろうと手ぐすねを引いている自家用車の持ち主も急増している。金を使い苦労して偽物をつかまされるより、五輪は自宅でテレビ観戦が最上であろう。
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