ファイルとメールのネット上保存

ネット・サービスの利用法
 仕事や趣味で文書、画像、グラフなどを作成したり、電子メールを利用したりしての業務をしている人にとって、ファイルやメールの保存には頭を痛めている人も多いと思う。保存が必要かどうかを即座に判断して、いらないものはすぐに消去しても、すぐにファイルやメールが溜まってしまう。


 PC内蔵のハードディスク(HD)に蓄積するのは簡単であるが、やがてこの中もこまめに整理して置かないと、必要なファイルをすぐに取り出せなくなるし、外に持ち出すときには、外部記憶装置にコピーしなければならない。

 簡便な外付けのメモリーとしては、ついこの前まではフロッピーディスク(FD)を使っていたが、今はUSBフラッシュメモリー(FM)に代わってしまった。FDは記憶しているものをラベルに記入することができたが、FMは本体が小さくて、しかもFDと比べると大容量だから、何をそのFMに入力したのかはすぐに忘れてしまう。

 ネット上にはメール保存、ファイル保存、電話帳保存などのサービスがあるから、これらを利用することで、個人で管理する以上のメリットを得ることも可能となっている。メール保存ではグーグルのGメール、ファイル保存はヤフーのブリーフケース、電話帳は各携帯電話会社が提供する保存サービスが利用できる。ここではファイルとメール保存の方法を説明する。まず、ヤフーとグーグルに登録して、それぞれにIDを取得する。ファイルはGメールでも出来るが、ここではヤフーのブリーフケースに保存する。

 ヤフーに登録後、「Yahoo Japan!」サイトで、左の上にある「My Yahoo!」をクリックする。検索欄に「ブリーフケース」と入力して「検索」をクリック。「Yahoo!ブリーフケース」サイトで、「ファイルの追加」をクリックして、「参照」をクリックして、保存したいファイルを選択してファイルの「名前」を入力して「アップロード」をクリックすることで保存される。1回に6ファイルまで可能。ヤフーのIDとPWさえあれば、FMを持ち歩かなくても、ネット環境にあるどのパソコンからでも利用できる。「ログアウト」の下にある「編集」をクリックして、「非公開」を「公開」か「友だちのみ」に利用できる設定ができる。

 グーグルの「Gメール」設定後、他のアドレスのすべてのメールをここへ転送する。メール受信箱の容量がギガ単位であるから、画像や文書などを添付したものでも、大量保存ができる。検索機能にも優れているから、画面上部の欄に、メールの送信者の名前やキーワードを入力して「メールを検索」ボタンを押すと、関連メール一覧が表示される。さらに、「ラベル」機能を利用すれば、メールに添付されたファイルや画像などを保存することができる。これについては先に説明している。
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