決断の時ですか

決断の時ですか
 高齢化社会の到来やそれに伴う社会保障財源の不足は前から分かっていたのに、何をもっていま「決断しなければならない大事な時期」と消費税の引き上げについて首相は言及したのだろうか。これまで行政の無駄の排除を掲げて歳出削減に努めてきたので、もう削るところはすべて削ることができたといえるのであろうか。
 
 ここのところ次々と明るみに出てきたいつもながらの国交省の官製談合、ガソリン税電波利用料などが公務員によって遊びの費用に使われていたこと、タクシー居酒屋の実態など誰しも官僚の無駄遣いの氷山の一角と思っているであろう。

 さらには、杜撰な年金管理、後期高齢者医療制度、医療費の削減など未解決問題の山積状態を称して決断の時と判断したとすれば、冗談としか思えない。

 無駄な公共事業や箱もの行政は依然として続いているし、公務員の税金悪用も底なし沼のようで、排除されるべき無駄なカネが排除されずに、医療費など削減してはいけないものが削減されてきた。エネルギー及び食糧の世界的な高騰のあおりを受けている時に、景気の足を引っ張る消費税値上げには最悪の時を迎えようとしている。
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