国民はやかましい

国民はやかまし
 NHKの番組で、日本の食の安全について「国民がやかましいので徹底していく」などと発言した農林水産大臣の発言が尾を引いている。日本は中国のように都合の悪い事実を隠しておける社会主義国ではないので、常に消費者からのプレッシャーにさらされているとも述べた。このような失言をした政治家が必ず取り繕う常套文句が「言葉尻をとらえず、前後の文脈を見てほしい。それは揚げ足取りだ」というものである。さらに、修正や撤回はしない考えを明らかにしている。


 言うまでもなく、このような国民を愚弄した発言は、普段から頭の中で熟成されている言葉が何かの拍子で出てくるもので、実は政治家の本音が隠されているものだ。この言葉に対して、自民党の幹事長が「関西以西では、やかましいは詳しい、プロだという意味」と国語学者も笑ういい加減な解釈を言い出した。

 それならば、やかましい発言をした農相はそのように釈明すればいいのに、言葉じりをとらえないでほしいと言って、やかましい、うるさい発言を認めている。幹事長も舌禍事件を良く起こす人で、このような牽強付会とも言える屁理屈で、農相をかばったつもりであろうが、これこそ恥の上塗りというものであろう。
http://iiaoki.jugem.jp/