首相のおつむ

首相の頭の構造
 文芸春秋11月号の首相の手記によれば「私は決断した。堂々と私とわが自民党の政策をぶつけて、その賛否を正した上で国民の信を問おうと思う。私は逃げない。勝負を途中であきらめない」とまるで、サッカーかなんかの監督みたいに、恥ずかしげもなく闘争宣言をしている。誰が読んでも、国会冒頭の所信表明演説の後で、解散して選挙でその信を問うものと理解するのが自然であろう。
 
 それから2週間しかたっていないが、解散よりも景気対策などと言い訳して、その信念を覆してしまった。1年で辞めた二人の前任者と同様に、首相としての言動がこのように軽薄なものと思われては、政治不信を増長するだけである。

 景気対策は必要ですかと聞かれたら、誰でも必要だと回答する。しかしながらこれまでのシステムのままで、いくら税金を投入しても、たいして効果がないことも事実が証明してきている。

 首相の国会の答弁でも、質問内容をはぐらかし、時代錯誤な言い回しで、人を見下したような答弁が多すぎる。税金の無駄遣いについては、脱税などと問題をすり替え、論理不明の説明をするし、質問が核心に迫ると、言い訳ばかりで、それにも困ると担当大臣に任していると逃げまくってしまう。

 口癖なのか、いかがなものか、いわゆる、等々、あざなえる、うたたなどと曖昧な言葉遣いが目に立つ。どこの学校で教育を受けてきたのか知らないが、マンガばかり愛読しないで、日本が沈没する前に、もう一度、日本語の勉強をやり直した方がよい。
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