裏金作りの名人たち

裏金作りの精を出す役人たち
 「起きてはならない事が起きた」との愛知県知事の釈明は真にしらじらしいものである。これは「見つかってはならない事が見つかってしまった」と言った方が真実に近い気がする。裏金とか預け金などは、役人集団のこの業界内では常識ではなかったかと一般の人で考えている人が多いと思う。
 
 今回は国庫補助金事業だけの不正経理の摘発ということである。限られた人数と時間の調査であることを考慮して、12都道府県と会計検査院は限定しているが、どう考えても氷山の一角で、霞ヶ関の中央官庁から、村役場までありとあらゆる税金で仕事をしている行政機関では行われていると思う方が常識であろう。

 企業では常識である定期代の6か月の一括支給に関しても、役人の世界では常識とはなっていないし、税金の無駄遣いはどこでも行われている実態を示している。無駄遣いとは言わないで、むしろ役人の仕事は税金をいかにして使い切るかにかかっているようだ。正確な試算が難しいが、ある研究によると、国民から徴収した税金が有効に使われている割合は60%とも言われている。これでは、いくら増税しても追いつかない。
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