給付金騒動

給付金騒動


お粗末な内閣
「全世帯に給付する」が「高額所得者には必要ない」となり、「必要ない人は自発的に辞退しろ」と相変わらずの首相の迷走ぶりを見ていると、1年で自発的にお辞めになった二人の方が少しはましかなと思ってしまう。ある調査によると国民の70%は、このお小遣いを無駄なことと思っているようだ。ここまで迷うなら「辞めた」と言ってもらったほうがすっきりする。そして、地方の潰れそうな公立病院を救済すれば支持率が向上するに違いない。


今までのやり方を一気の変えて、危機を乗り切ろうとしている米国と比べて、日本の方がもっと危険な状態にあるような気がしてくる。兎に角、何も変えたくないから解散総選挙から逃れたい一心のようだ。これまで民主党の政策を散々批判してきたのに、提案している景気対策はすべて民主党の公約を薄めたようなものばかりだ。

 自民党に真似されるような公約は、放っておいて、この際、民主党は米国の民主党と連携して、エネルギーや環境に関して新産業政策を打ち出すべき時が来ている。米国のチェンジに便乗する良い機会と思う。

 それにしても、この政権は内部で各大臣は言いたい放題で、全く統制がとれていない。首相の足元を見透かすように、空幕長の「侵略国家濡れ衣」論が暴露されたり、北朝鮮からは拉致調査打ち切りまで言われてしまった。

 新聞は読まない、読むのはマンガばかりとか公言しているから当然なのかと思うが、「踏襲」を「ふしゅう」、「措置」を「しょち」、「前場」を「まえば」などと読んで、バカにしている新聞記者から馬鹿にされているようでは、先行き暗雲が立ち込めている。高級ホテルのバー通いが批判されたら、学生と居酒屋で酒を飲む程度のことしか頭が回らないようでは、だいぶアルコール中毒症状が進んでいるのではないかと思ってしまう。
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