サッカー

サッカーと蹴球
 久しぶりにサッカーの試合をTV観戦した。欧州のクラブ最強チームとアジアでトップに立った日本のチームが対戦するからである。「さあ、日本の坊やかかってこい」というような感じの前半で、どの技術をとっても、本気を出しているとは思えないが、実力の違いは歴然としていた。いくらシュートを放っても、ゴールポスト内に入れなければ、無駄な努力をしていることと同じである。
 
 後半になってから、坊やがようやく点を取り、点差が1点となった時に、目の色が変わり本来の実力を見せて、わずか数分のうちに3点を取ってしまった。クラブチーム世界一を決める準決勝とはいえ、勝負ははじめから判明していて、日本チームが相手をどれだけ本気にさせるかだけの興味であった。その意味では、坊やも点を取り、一瞬ではあるが、相手を真剣にさせたのであるから健闘したというべきであろう。

 もとは欧州と南米の最強クラブチームを決定する試合が1960年ごろから行われていたが、開催地、資金、暴動防止などのことから、1981年からトヨタがスポンサーとなって日本で開催されるようになった。2005年からワールドカップと同じように6大陸の代表が争う形式となった。しかしながら、予め決勝で南米と欧州のチームが対戦する仕組みは当分の間、崩れることはないと思う。
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