2009年元旦

賀正2009年元旦
 明けましておめでとうございます。昨年の10大ニュースを見ても、暗い話がほとんどで、明るい話は久しぶりのノーベル賞受賞ぐらいである。しかしながら受賞した内容が30年前あるいは40年前の業績であるから、その世界では常識的になっていることばかりで、残念ながらいま世の中を動かす力とはなりえないことである。
 
 昨年の元旦のブログを見ると、今年は厳しい年になりそうと記していたが、だいたいそのように推移した。本年は初夢としては、まずは明るいことから始めたいと思う。世界の経済は全体としては、昨年度の金融混乱を引き継ぎ低迷状態で始まるが、米国新大統領が就任して、強力な経済チームが繰り出す経済再生プログラムが動き出して効果が見え始めるのは、今年の後半になってからではないかと予想する。

 日本でも政権交代が現実となり、行き詰まっていた行政改革などが進み出し、経済活性化の財政金融政策のもとに、ようやく消費マインドも活気づき、米国経済復活の足音に引き出されて、日経平均株価は年末には13000円程度までにはなるであろう。

 族議員と官僚に支配されていた日本の政治構造の解体の進み食い具合にもよるが、1868年の明治維新、1945年の昭和維新に続いて、2009年は平成維新の第一歩と呼ばれるような姿になっていくのが理想であろう。

2006年元旦:日本の豊かさとは 緩やかな衰退
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2007年元旦:グローバリズムがもたらした格差
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2008元旦:謹賀新年 2008年元旦
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