選挙を変えたウエブ
ウエブが政治を変えた
2008年はウェブが政治を永遠に変えた画期的な年である。インターネットがなかったらオバマは大統領にはならなかったであろう。その選挙活動は大衆参加政治の時代の幕開けを告げている。
オバマ陣営の選挙スタイルは派手なウェブサイト、Eメール、動画共有サイト「ユーチューブ」、「マイスペース(MySpace)」や「フェースブック(Facebook)」などのSNS、マイクロブログサービス「ツイッター(Twitter)」など、さまざまネットツールを活用しての情報交換、資金集め、組織作りであった。
単なる選挙運動ではなく、有権者を組織化しようとする大きな運動であった。当初から現場の作業、資金集め、情報伝達がニューメディアと緊密に連携してすすめられていた。今後は米内外でインターネットが選挙運動における不可欠な構成要素になることを予見させている。
民主主義社会での選挙運動は、結局は時間、資源、資金の問題であり、民主主義で不可欠なのは組織化、つまり団結して共通目標に向けて協調することと言う意味では従来の選挙とは変わらない。ウエブはこれらのシステムを効率よく達成する手段にすぎない。日本の選挙法ではウエブの使用が認められていないが、このような世界の流れに逆らうことは不自然であり、早急に法律を改正すべきである。
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