世界天文年

世界天文年IYA
 ガリレオが手作りの望遠鏡で宇宙を観測した1609年から400年を記念して、今年は「世界天文年(IYA)2009」の行事が国際天文学連合IAU)のもとで、各国で行われる。日本でも国内オープニングイベントが全国約40カ所の天文台や科学館で行われた。


 IYAには135カ国が参加を表明しており、各国で月や土星などの観察会を開いたり、400年前にガリレオが使ったのと同じ口径4センチの簡単な望遠鏡を安く子供たちに提供する事業などが実施される。日本など東アジア地域では7月22日に日食が起き、日本国内では46年ぶりに鹿児島県の屋久島やトカラ列島などでは皆既日食が見られる。

 くしくも今年の元旦は1秒長い日であり、これも高精度な原子時計をもとに世界中で現在使っている時刻と、天体の動きに基づく旧来の時刻がずれないように補正するという現象であった。また人類が初めて月面に降り立った1969年から40年の年でもある。地球上での経済問題や民族間の対立を越えて、宇宙を眺めて人類共通の夢を語るチャンスの年でもある。
http://iiaoki.jugem.jp/