漢字を学ぼう

漢字ブーム
 読めそうで読めない漢字とか、難読漢字一覧とか言う漢字に関する本が売れているそうである。テレビではクイズ、旅、食い物に関する番組は比較的カネをかけずにそこそこに視聴率を稼ぐことができるから、各局とも力を入れている。


 中でも代表格はクイズ番組であり、そこに登場するのが漢字の読み書きである。出演者は道化役のおバカタレントで、これだけでは番組が成立しないから、比較的よく回答できるタレントとして国立大学出身などを集めて来ている。

 漢字で金もうけをしていたのが、日本漢字能力検定協会で経費の何倍もの検定料を受検者から徴収して、莫大な利益を上げていたことが問題とされている。文科省所管の財団法人であるから、公益事業であり、おのずから必要な額以上の利益を上げることは問題とされる。主な事業は1級から10級までの漢字検定で、受検志願者は当初10万人だったが、次回の受験者は100万人と予想されている。

 このようなブームに火を付けたのが、言うまでもなくわが首相である。言ってみれば漢字と言う文化的事業で、経済規模の拡大につくした功労者である。国民は漢字が読めないと首相のように恥をかくと思っているようだ。逆に考えると、漢字など読めなくても首相や財務大臣ぐらいは務まるとも思われる。

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