呆れているのは国民

ただただ呆れている
 元総理が現総理を批判することはこれまでにはなかったはずだ。このタブーを破ってまで、黙ってはいられなかったのであろう。ほこ先は郵政民営化にとどまらず、定額給付金にまで及んだから、さすがの厚顔無恥の首相も、記者とのたちんぼ会見では顔が引きつっていた。
 
 元総理は首相在任中には現首相を引きたてて、政策実現を進めてきたのだから、あまり大きな顔をして首相批判をできないはずである。選挙が近づく中、自民党はもはや壊れかかった舵を立て直す力を失っているように見える。

 民主党の作戦としては、選挙まで現内閣を「生かさず殺さず」で対処してきたが、もしここで、内閣が倒壊すると、慌てることになる。またまた劇場型選挙に巻き込まれてしまうからである。管理人も前から主張してきたことであるが「ねじれ国会はそんなに悪いことじゃない」というくだりは同調できる。

 与野党とも国民的な視点に立ち戻って、真に国のためになる政策の実現に邁進するのみであろう。未曽有の国際的な金融崩壊を前にして、政界の総理と財界の総理と二人とも、問題を抱えてよたよたしている姿を見て「ただただ呆れている」と言いたいのは日本国民であろう。

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