国務長官の来日

ヒラリーさんの外交能力
 ヒラリー・クリントン国務長官が来日して、この後、インドネシア、韓国、中国とアジアを歴訪する。夫のクリントン政権の8年間に80カ国以上を訪問し、世界に広がる人脈はオバマ大統領をしのぐというが、何も大きな実績を残してない。

1年前には罵りあっていた間柄で、彼女の顔と元大統領の名前を利用しているだけで、外交能力は疑問だらけのことは新大統領もよく知っている。それだから、外交上重要な中近東やアフガニスタン担当にはベテラン特使を別に任命している。


 対テロ対策や中近東問題には手を出してもらいたくはないということだ。そこで初仕事としては、無難な東アジアを選び、中でも最も御しやすい日本を最初の訪問国として選んだだけであろう。今日は朝から明治神宮参拝、民放出演、東大での学生との対話集会、皇居訪問、拉致家族との面談、首相との晩餐会、野党党首との懇談など忙しい1日だ。どこかの財務大臣のように居眠りしている暇はない。

 ライス前国務長官は大統領の片腕として実務で信頼されていたが、ヒラリーさんの場合は、オバマ政権の文字通り花形女優としての役割しかないとワシントンでも言われている。以上のことをよく認識して、米軍基地、米国債の購入、アフガン支援、北朝鮮問題などで、国辱ものの言質を取られないように首相にはよく言っておかなければならない。
http://iiaoki.jugem.jp/