彗星の接近

宇宙からの使者接近
 ガリレオが手作りの望遠鏡で宇宙を観測した1609年から400年を記念して、今年は「世界天文年(IYA)2009」の行事が国際天文学連合IAU)のもとで、各国で行われる。これを機会に、宇宙関係の話題が増えている。中でも宇宙からの使者である彗星については見逃すわけにはいかない。国立天文台のホームページに記事が出ている。


 台湾のルーリン(鹿林)天文台の観測で2007年7月に発見されたルーリン彗星(写真)が24日昼、地球に最接近する。距離は地球−太陽間の4割、約6100万キロで、前後数日の夜は、空が非常に暗い場所なら肉眼でも見える可能性がある。国立天文台は世界天文年イベントの一環として、20日夜から3月2日未明にかけ、観測を呼び掛けるキャンペーンを行う。

 国立天文台によると、同彗星は、地球最接近の前後は土星付近に見える。しし座の1等星レグルスも近くにあり、探す目印になる。双眼鏡や望遠鏡を使う場合は、倍率が低い方が見やすい。この彗星は、太陽には1月10日に最接近した。今後さらに遠ざかり、戻って来るのは数万年以上先だという。 
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