キューバとの戦い方

WBCの開幕
 いよいよ強豪キューバとの戦いが、明日16日の早朝に始まり、日本でも放映される。世界のおおかたの予想では前回の覇者である日本は苦戦するとなっている。キューバカストロ氏がアジア予選での日本の戦いぶりを見て、日本の監督の采配ぶりを笑いものとしているようである。



 これは野球かベースボールかの違いであるから、笑いものにされた野球を日本としては徹底的に追求する以外には道はないと思う。それは投げる方としては、ストレートは絶対にストライクソーンから外すことであり、すべて上下左右への変化球で勝負することである。こうしてキューバの強力打線をかわすことである。

 打つ方では、まずは絶対にボール球には手を出さないことは原則である。そして速いストレートを狙って、バットを短めに持って左右に流し打ちに徹し、絶対に強振をしないことである。また、時にはカストロ氏の軽蔑するバントを効果的に使って、内野陣をかき回すことだ。

 身体能力では絶対的な差があるから、この差を縮めるには、こうして頭を使う以外には道はない。予選での韓国戦では大勝のあとに、僅差で敗れた。勝負事では、このようなことはよくあることで、ある意味では、韓国の監督にしてやられたように思う。

 決勝戦で日本側は、大勝の体験が身に付いていて、いつでも投手陣を打ち崩せると思い、実際にそのようなことを繰り返していた。大勝した試合では、明らかに途中で韓国の監督は試合を投げて、日本を油断させることに成功した。実力だけでは勝敗が付かないのが、スポーツの面白さである。今回も予想外の出来事が起こるかもしれない。
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