マスク

マスクの効果



WHOのホームページではマスクは「病気でなければ着用する必要はない」と明記している。マスク好きの多い国民性か、首都圏ではもはやマスクを手に入れるのは容易ではないという。GW前にはあれほど張り切って「ウイルス(virus)は一つも絶対にわが国には侵入させない」と言っていた厚生労働大臣も、もはやギブアップ状態である。



GW明けには、メキシコ、米国、カナダに次いでいつの間にか感染者が世界で4番目の国となってしまった。NYにいる友人からのメールによれば、ほとんど騒ぎはなく、インフルエンザが流行しているから、手洗いなどに注意している程度という。このために学校や企業を閉鎖していたら、むしろそちらの被害の方が大きいという認識みたいだ。マンハッタンでも東洋系の人がマスクをしている程度という。




ここのところ日本ではトイレや衣料など抗菌グッズばやりで、あまりにも外からのバイ菌やウイルスに対して耐性を失ってしまったのではないかと思う。まさにガラパゴス現象である。ウイルスは電子顕微鏡でしか観察できないほど小さいから、マスクなどはあまり役には立たないので、手に入らないかろといって焦ることはない。