権力の言いなり報道

小沢スキャンダル

 5月29日のNYタイムズの記事で、小沢スキャンダルが報道されている。内容は次の選挙で敗北が濃厚となった日本の支配政党が司法と大マスコミを利用して、反対勢力の党首を罠にはめた支配構造のスキャンダル報道となっている。
 

 どこの国でもメディアと政府はなれ合いのところがあるが、日本ではこの程度が先進国としては飛びぬけて大きい。大新聞やテレビ報道は、権力側から洩れてきた内容をそのまま流して、世論操作をしていると伝えている。

 さらに日本独特の記者クラブ制度を取り上げて、大手メディアが政府など権力側の報道をそのまま記事に書かせる仕組みを批判している。これに反した内容を記事にすると、そのメディアは権力当局から出入り禁止処分となるから、そのようなことは行われるわけがないとしている。

 特に同じ事件で野党側は起訴、自民党側について不起訴処分とされたことで、日本の権力当局や大マスコミのやり方が世界に報道されてしまった。これでは日本海を隔てたお隣の国の報道機関と大差がないことになってしまう。NYタイムズでこのように大々的に書かれた影響は大きい。
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