霞が関のお笑い研修

官僚たちの漫才研修

 お笑い芸人が様々な分野で活躍しているが、霞ヶ関でも研修会の講師を務めたはなしが新聞の片隅で報じられている。対人能力を高める狙いで、吉本興業の芸人を指導役として、今月初めに都内の国土交通省の研修所に集まり、若手官僚を対象として「ボケとツッコミ」の実技指導をしたという。これにかかった経費が支払った講師料も含めて100万円と推定される。


 税金を使って役人の能力を高めることも必要かもしれないが、大不況で空前の企業倒産件数が出され、1日あたり自殺者が100名いるという時に、霞が関ではこんなふざけたことが行われていることに、唖然とする人も多いと思う。

 官僚答弁などと面白くない問答には、あきあきするが、別に漫才コンビみたいなことを期待しているわけはない。研修予算を使わなければといって、おそらく人事課で企画したことと思うが、もっと真面目に仕事をしろと言いたい。