最後の手段 北朝鮮

国際連盟脱退

 76年前の1933年に日本は満州国を認めない国際連盟を脱退して、日本は世界の孤児になる道を選択した。脱退まで日本は常任理事国であり、国際連盟事務局次長には新渡戸稲造博士が選ばれるなど、日本は連盟の中核的役割を担っていた。その後、日独伊三国同盟を締結したが、連合軍に敗北して1945年8月15日を迎えた。


 ミサイルを飛ばし、核事件をして、国際連合から制裁を受けている北朝鮮は、昔の日本と同じような立場に立たされている。あの時の日本は強大な軍の声に屈して、破滅の道に進んだが、おそらく現在の北朝鮮も、軍が対内的対外的なメッセージをすべて支配しているものと想像される。


 この後、さらにミサイルと核の試験をした後には、国際連合の脱退という最後の手段をとるであろう。平和的な解決の道は狭まってきているみたいであるが、直接に影響する韓国、中国、ロシアに最後のバトンが渡されることになる。イラン、パキスタン北朝鮮問題抜きにしては地球の安全は保たれない。

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