惜敗を期して

惜敗を期して 首相

 字が読めなくても、漢字が書けなくても、首相としてはあまり馬鹿にしてきたつもりはないが、都議会議員選挙の応援演説で「この選挙では惜敗を期して戦っている」という言葉を聞いたときには、背筋が寒くなった。単なる言い間違いというよりは、普通の単語が頭に思い浮かばないことのようだ。


「必勝」というところを、言い間違えたというが、このように言葉の使い方を誤ることは、普通の人にはあり得ないことであろう。単なる誤りではなくて、頭の底から出てきた言葉のように聞こえた。自民党衆議院議員ではなくても、リーダーとして担ぐには不適当と思う人が多いと思う。


 これではまずいと思ったのか、有楽町の家電量販店を視察して、電子辞書を購入して「少々アホでもちゃんとできる」と報道陣に自虐ネタを披露して、笑っていた。しかしながら、長年、政権を担ってきた政党が、このようなことで、簡単に政権を引き渡すはずはない。自分でアホと言って、相手に油断させる作戦もありうる。野党は油断大敵である。

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