政権担当能力

政権担当能力とは

 与党が野党を攻める道具として「政権担当能力がない」と「説明責任を果たしていない」という常套文句がある。選挙が近付くにつれて、お互いに穴探しに躍起となっている姿は滑稽に見える。この二つの文句は、そっくりそのまま与党にお返しできる状況になってきたから皮肉なものである。

 先日、戦後長く続いた実質的な一党独裁政治と書いたら、国民が選んだものだという当たり前の反論が来ている。管理人の趣旨は、国民がそうせざる負えない状況やシステムを作り上げて云った自民党と官僚内閣のことを言っているのである。


 それでもまだ自民党だけの政権のときには、政権担当能力はすり減ってはいたが、多少は残っていた。連立政権になってから、すべてのシステムがおかしくなった。今では、自民党単独で選挙をしたら連立の仲間の党からは各選挙区で2ないし3万票がなくなり、おそらく議席は100を切るとも推測されている。


 過去のことは問わないといっても、それが暴力や姦淫にかかわることだとしたら、やはり問題としなければならない。そのような経歴のあるタレント知事に、人気があるからといって頭を下げなければならないほどに落ちぶれた姿をさらけ出してはいけない。

選挙で落ちたらただの人となるから、誰かもう少しましな親分を頭にしたいと思っている議員が多い。もはや監督の首を挿げ替える時期は過ぎた。あとは「2度あることは3度ある」という諺にすがるしかない。

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