経済成長への課題

財源論議

 「財源が明確でないと安心できない」という論議ばかりが目立ってきた。ところで財源というのは、出所は税金しかない。過去4年間で、税収の伸びはほとんどないどころか、減ってきている。これでは確かに、子供手当てとか高速道路無料化といっても絵に描いた餅にしかならない。

 


 有権者の選挙に対する関心は、景気、年金、無駄遣い、財政赤字少子化の順となっている。もっとも安易な収入増加は増税であるが、迂闊にこれをすると、景気の足を引っ張り、また増税をしなければならなくなる。その挙句には国家財政破綻となる。


 限られた収入の中での論議ばかりをするのではなくて、国民総生産GDPをどのようにして増やしていくのかが最も根幹をなすことである。米国に次いで世界第2位の位置を長らく続けてきたが、今年はついに中国に抜かれて第3位になることが予想されている。


 高度成長期のようなGDPの伸びを言うのではなくて、毎年の成長率2%を目標として成長させるには、いま何をするべきか考える重要な時期に来ている。実は2%の成長では、現状維持が精いっぱいであるから、目標は3%としなければならない。検討すべきテーマは三つあり、教育、環境、開発である。
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