新たな始まり

新たな道の構築
 夏の陣は民主党の大勝で終わった。徳川家康は「勝ちはほどほどがいい」と言って、大勝利のもたらす弊害を戒めていた。党幹部はこの言葉を記憶しておくべきだ。政権交代はゴールではなくてスタートだ。鳩山丸には内外に山積する難問への対処が直ぐに待ち受けている。公約に従って着実に実施していかなければ、来年8月に予定される参議院半数改選選挙でのしっぺ返しが待ち受けている。

「向かい風に負けた」と落選した自民党大物政治家がいう。この逆風は民主党が作ったのでなくて、自民党が自ら生み出したものだ。昨年9月に就任直後の麻生政権は、首相としても党としても支持率は民主党を圧倒していた。この時に予定通り選挙をしていれば、郵政選挙の現状維持は難しいとしても過半数は維持できたと思う。

 僅か1年足らずの間に、1955年の自民党発足以来、積もり積もった垢や埃をすべて表に出してしまった。首相の選挙に対する逡巡は、自民党には不利に働き、民主党には準備期間という意味で有利となった。女性候補には十分な選挙運動という準備をすることができた。


 1993年に一時中断したとはいえ、50年以上にもわたって継続した自民党と言う万年政権政党が築き上げてきた永田町と霞が関の城壁を破壊するには、どこから手をつけていいかわからないほど、この城は強固で迷路に溢れている。これを崩さない限り、真の民主主義革命は起こせない。


 着手の糸口は人事と税金を基とした予算作成にあるから、ここをまず抑え込むことからすべては始まる。役人と族議員のための予算から、すべての国民のための予算という観点が最重要である。マニフェストと言うのはすべて国の予算につながるものである。

 献金問題というアキレス腱を抱えているが、すべては鳩山由紀夫小沢一郎という、東京の小石川高校出身者のお手並み拝見となる。実は管理人も同校の出身で、二人は後輩に当たる。だから、エールyellを送りたい。さらには、鳩山氏は東大工学部出身で、理系出身者として初めて日本の首相となるみたいだ。
http://iiaoki.jugem.jp/