ノーベル賞候補

2009年ノーベル賞候補者

 毎年、今頃になるとノーベル賞候補者の名前があちこちから出てくる。中でもトムソン・ロイター社が毎年、予想しているのが有名である。この会社は主として科学関係の文献データベースを作成しているところで、過去20年以上の学術論文を分析して、他の論文への引用回数が多くて、それぞれの分野で先駆的な業績を残した研究者を選び出し、ノーベル賞候補者を予想している。当たる確率は8人に1人ぐらいで、それほど高くはない。実際の発表は10月5日ごろから始まる。

 本年度は25名のノーベル賞を受賞する可能性のある研究者が発表されている。日本人では医学・生理学賞に、体内の生理現象を測定できる磁気共鳴機能画像法の基礎原理を発見した小川誠二東北福祉大特任教授(75)の名前が挙がっている。

 25名以外にも、可能性がある日本人研究者としては、化学部門では新海征治(九州大学)、物理部門では飯島澄男(名城大学)、中村修二(カリフォルニア大学)、十倉好紀(東京大学)がリストに挙げられている。さらに、文学賞候補としては村上春樹氏が入っている。経済学賞については可能性はない。
http://iiaoki.jugem.jp/