無税での財産継承法

世襲議員の財産引き継ぎ
 自民党の議員の3分の1は世襲議員である。彼等は議席だけを引き継いだわけではなく、当然に何がしかの財産や資産も手にしているはずだ。普通なら、贈与税相続税の対象となると思うが、実際にはアベ氏やコイズミ氏が、そのような手続きをしたという話を聞かない。何か税金逃れのうまい仕組みがあるみたいだ。

 

  調べてみると、いくつかの方法があり、まずは親父の政治団体をそのまま継承することで、全く非課税ですべてを相続することができる。これよりも手の込んだ方法としては、父親の政治資金管理団体から別の団体を経由して、自分の政治資金管理団体へ寄付する仕組みがある。政治団体間の寄付金は年間5000万円までは贈与税が非課税となるから、3年間に分ければ1.5億円を無税で継承できる。


 ハトヤマ家でも、これぐらいのことは当然に熟知していたが、賢い母親にとっては、そのようなこすからい方法で財産を息子たちに残すことを、あえてせずに、堂々と贈与税相続税を支払いなさいということのようだ。いま追求されるべきは、合法的かもしれないが、あざとい方法で財産を承継した世襲議員たちの政治家としての倫理であろう。
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