品格を疑う質問

予算委員会での質問
   冬季五輪に参加するある選手の服装問題で品格論争が起きているが、衆院予算委員会でも自民党の与謝野氏から「やくざ映画、親分と子分、犯罪者、脱税王」などと聞くに堪えない言葉が飛び出している。これこそ国会の品格を貶める発言だと思う。さらに、家庭内でのやり取りを、単なる伝聞にもかかわらず、まるで傍にいて直接に聞いていたようなことを発言している。

   この発言に対して、出所と与謝野氏が言う首相の弟は、さすがに首相と母親とのやり取りを否定した。何の証拠もなしに、噂話程度での家庭内のことを憶測でまことしやかに発言する卑しい根性しかない自民党になってしまったのかと情けなくなってくる。

   野党の自民党としては、このようなことで政府を攻撃しても、実のある成果を上げることは難しいであろう。政治とカネの問題については先輩格の自民党であるが、その場合のカネはすべて企業や団体からの賄賂性のあるものだった。首相や幹事長のカネはすべてが潔白とは思わないが、家庭内、あるいは一族内でのカネの動きであるから、賄賂性は感じられない。だからこそ自民党も攻め手を欠いているのであろう。

   自民党再生の真っ当な筋道は、これまでに行ってきた自分たちの政策を謙虚に反省して、真に国民のためになる政策を打ち出していくしかない。これをしない限り、いくら汚い言葉で現政権をいじめても、支持率は向上しない事は明らかであろう。
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