未来への展望

夢も希望も
  昨年の5月と7月にレンタル世代およびレンタルビジネスについての記事を掲載した。団塊世代2世、すなわち1970年前後に生まれて、大学を卒業するころには平成不況の真っただ中だった世代である。この世代はマイホームなどには殆ど関心はなく、住まいは借り家、車をはじめ日用品はすべてレンタルで済まそうと考えるようだ。

  

  この世代の下の世代、すなわち20代の若者の自殺が急増している。1980年代生まれのこの世代の人は、小学校へあがるころが平成不況の真っただ中で、その後、いつも経営破綻とか不況などと聞かされて育った世代だ。仕事がないとかうまくいかないということよりも、夢や希望が自分の将来に見えないというのが主な原因と言う。せっかく民主党政権を選択したが、今のところ、どうやら期待外れで、未来に対して明確なビジョンを打ち出しかねているからだ。


  最近になって、ようやく財務大臣が成長戦略などと口に出すようになったが、いまひとつ迫力が感ぜられない。成長戦略がないと世の中でわめき散らしている経済学者、社会学者、経営学者、経営者などすべて呼び集めて、日本の未来をどうするのか24時間ぶっとして議論させたらどうであろうか。消費税論議などをするよりも、よほど効果的と思う。
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