遅ればせ新党

新党改革
   またまた新党であるが、二番煎じ、三番煎じでは全く新鮮味はない。舛添氏はオオカミ中年とか、ヒラメなどと党内で散々に叩かれて、いたたまれなくて離党したようだ。今さら新党を作っても、政党交付金もないしカネのあてもないので、活動のしようもなかったが、幸い参議院には、選挙を控えてどうにも行き場のない改革クラブという政党があり、ここに入党して、カンバンを新党改革と書きかえることで、何とか体裁とカネを整えることができた。

   3年前の選挙で、自民党の比例で当選しているのだから、党籍離脱ではなくて議員返上とするのが筋が通っている。これは立ち上がれの与謝野氏も同じで、前回の衆議院選挙では落選したが、自民党の比例で帰りさいた人だ。政治家は政治信条とともに、筋を通すことが求められる。これができない人は政治家失格となろう。

   国民のために「膨大なお金や手間ひまをかけることが目的ではない。一番コストがかからないということで、自分が改革クラブに入り新党に替える」というが、これでは、まるで自分のため、自分のことしか考えていない事を表明したのと同じであろう。本年度の改革クラブへの交付金は1億2千万円という国民のカネである。当人は国民的な人気があると思っているようだが、自民党の中にいるからだったと気がついたときには、もう遅い。
http://iiaoki.jugem.jp/