アップルで何が起きているか

アップル離れ
   アップルのiPadアイパッドに続いて、スマートフォン(高機能携帯電話)の新機種「iPhone(アイフォーン)4」の販売が始まった。都内の販売店には数百人が列をなし、お祭り騒ぎだった。一般の人々の人気に反して、アプリ開発のゲーム会社や出版社などのコンテンツ制作会社では、アップルに対する拒否反応が出ている。iPhoneiPad向けコンテンツはアップルの用意する審査を受けなければならないからだ。

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 この審査の基準が曖昧で、明文化されていないルールがあり、審査を通ったものでもアップルの意向で、突如販売を停止させられたケースが世界中で起きているという。プログラミング言語のルビーを開発した松本ゆきひろ氏は、これに対してソフト開発の自由を主張している。そして、グーグルのOSアンドロイド搭載の携帯電話への乗り換えを示唆している。グーグルでは、アンドロイド携帯向けのコンテンツ販売の仕組みには「アンドロイドマーケット」があるが、審査はなく、なんでもありの状態だからだ。

   米国では、すでにアンドロイド携帯がiPhoneを上回っているが、日本では、まだアンドロイド携帯はまだマイナーだ。今のところ、アップルのスティーブ・ジョブス氏が何を考えているのか不明であるが、好意的に解釈すると、まだまだアイパッドもアイフォーンもハードもソフトも開発途上で、将来への進歩を阻害する要因を入れたくはないのであろうか。マイクロソフト、グーグル、アップルの熾烈な戦いは続く。
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