新規上場

新規上場企業減
   バブル期には毎年300社前後の新規上場企業があった。バブル崩壊してからも10年前には200社程度の新規株式公開企業があり、2006年でも190社存在していた。その後は急激に減り始めて、今年の上半期では12社に落ち込んでしまった。上場時の割高なコストや市場環境の悪化がその原因という。景気悪化による収益の減少で上場基準を満たすことが難しくなり、株式市場の低迷で十分な資金調達が見込めないため、上場を見送ることになるという。
   


   それだけではなく、アジアの市場を求めて、韓国、中国、シンガポールなどの市場を目指す上場企業が増加してきていることもある。上場のハードルが高い国内市場を避け、アジア市場での上場を狙う企業は今後も増加すると予想されている。これでは、国内市場が空洞化する恐れがあり、強い経済をもくろむ政権にとっては許し難い現状である。いまだに残る多くの規制がその障害で、規制を必要とし作り出す官僚を減らさない限り、日本の成長は望めない。
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