市民感情とは

強制起訴

   鬼の検察特捜部が1年半にもわたり国費を推定50億円も使って捜査してきて、2度も3度も不起訴とした小沢事件とは何なのだ。ここでまた検察審査会が起訴にした理由も分かりにくい。よくよくみれば、政治資金規正法違反となる事案は、不動産売買の報告記載を数か月遅れただけの、単なる形式犯なのだ。それで秘書が3名も逮捕されたことに特捜の意気込みが感じられる。

  


   不動産屋に話を聞けば、不動産売買で報告年次が遅れることはよくあることで、普通には全く問題は起こらないそうだ。政治資金だから咎められているだけだ。このような形式的なことは訂正申告すれば罪にならない。


   検審の起訴理由では、不服申し立てにない他の事案まで、持ち出されているから、まるで検審は捜査機関と勘違いしているみたいだ。何が何でも小沢氏を罪人に仕立て上げたいと言う意図が見えてくる。疑わしきは罰せずという刑事裁判の基本とは違って、疑わしきは裁判だといっているみたいだ。


   新聞では民意としきりに言うが、前回の選挙で小沢氏は15万票ほどとっているのだ。これこそ民意でなくて、何を民意というのだろうか。言うまでもなく、市民感情とか民意というのは、ある情報から形成されるもので、普通の人にはその情報はマスコミしかない。無作為に抽出された11人の若者の意見は民意とは言えない。

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