就職活動
人気企業ランキング
就職超氷河期で、学生は3年になると学業をそこそこに早くも就職活動に関心を持ち始める。そして新聞や雑誌では人気企業ランキングを発表する。この種の番付け表を見て、参考にする親や学生は余りいないであろう。何故ならば、同じ企業でも、調査するメディアによってかなり評価が異なるからである。
就活を商売としている企業が、学生へのアンケート調査でデータを集める。予め企業名が列記された表から学生が選択する。この表に記載されている企業は大手有名企業が主体だから、回答する学生の方も、真剣に取り組むわけがない。アンケートには回答を寄せてくれたら、アイパッドや図書券が当たると言うから、答える方も景品目当てのつもりだ。
ランキングを載せる新聞や雑誌も、就活不安を書きたてて、この種のランキングを宣伝に使って、販売部数拡張に利用する。学生にとって就職は出口だから避けては通れない。大学側でもさまざまな支援活動をするが、いまは入学担当に力が入っているから、大学によっては就職担当は手薄になっている。学生はやはり自分の特徴を身につけるように在籍中は努力することが重要である。若者の国内志向が強まっていると言うが、アジア諸国など海外での就職も考える時だ。
