民主政権はどうなる

アンシャン・レジームの勝利宣言
  1年前に国民の7割が支持した政権は、もはや風前の灯だ。どこで道を踏み間違えたのだろうか。政権交代を面白くは思わないアンシャン・レジームAR側の人々は、踏み間違えるように多くの仕掛けも用意していたが、最大の誤りは政策綱領ともいうべきマニフェストと言う国民との約束を自ら毀してしまったことにある。予算がないとかの言い訳はあるし、AR側の一員であるマスコミがマニフェストに拘るなと書きまくったことも大きい。




  予算はいくらでも出てくるとか言っていたが、AR側の霞が関の官僚たちは、自分たちのために使うカネはあっても、国民のために使うカネなどを出すわけがない。その結果が、子ども手当は腰砕け、高速道路無料化は未だ有料、議員定数削減は棚上げ、コンクリートから人への象徴だった八ッ場ダム工事差しとめは中止、公務員数と給与削減はうやむやとなっている。そして、聞こえてくるのは消費税、配偶者控除廃止などの大増税の足音だけだ。



  明治維新以来の改革をすると初代首相は言っていたが、頭ではそう考えても、お坊ちゃん首相の力では、龍馬なみの戦略と剛腕を発揮できるものではなかった。その上に、AR側からお小遣いの出所で攻められては、如何ともできなかった。この人だけはどうしても倒さなければならないとAR側で思っていた剛腕の人には、しかけるネタは探せばいくらでもあった。たとえなくても、力のある人にはデッチ上げるネタにはこと欠かなかった。



  そして登場した2代目の人は、市民運動上がりと言うことで多少は期待を持たせてくれたが、人物の大きさからみて、崩れかかった政権の壁を支えるだけの力はなかった。市川房江さんの弟子とか言われているが、調べてみると、どうやら彼女からは自分勝手の人と烙印を押されて、破門された人のようだ。かくして、国民が期待した政権交代は夢幻のごときになっている。アカン、イカンではいかんともしがたい。

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