村木さんお手並み拝見

霞が関の仕事のやり方

   最終的には北欧並みに待機児童をなくすために、200億円の予算を計上したと首相は党大会で胸を張った。さらに、この推進のために、あの村木さんを事務局長に据えたという。全国レベルで、このことをしないと意味がないとも言う。何だか、熱を込めて演説したが、支持率回復のためになると思ったようだ。

   確かに村木さんは冤罪を被って、有名人となったが、所詮は厚生省のエリート官僚なのだ。だから、することは既に決まっていて、またまた天下りを受け入れる外郭法人が設立されて、次には待機児童受け入れの箱ものが建設される。


   厚生省時代に彼女のした仕事で、障害者自立支援法があり、このために、自立支援の外郭法人ができて、天下りを受け入れ、支援のための箱モノができたのと同じ轍を辿る事は目に見えている。待機児童にしろ、障害者自立支援にしろ、中央官庁に任せると、天下り法人設立、受け入れ設備建設と手法はすべて決まっているのだ。


   本当の行政は、法人も設備も不要で、全国には幾らでも空いている小中校があり、しかも、経験豊富な保育士や障害者支援をする人材はいくらでもいる。法人と建物を作らなくても、いくらでも実質的な方法はある。内閣府政策統括官で待機児童ゼロ特別チーム事務局長という厳めしい肩書はそのままでもいいから、生まれ変わった気持ちで、従来の中央官庁のやり方とは異なる手段で、200億円の予算が完全に生かされる実質的なやり方を探してもらいたい。
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