節電の夏

家庭と企業での節電

  経済産業省のウェブページ「節電-電力消費を抑えるには-」に、「ピーク時のみなさまのアクションがこれだけ節電に貢献します」として、家電における節電例と節電効果を紹介している。例えば、エアコン冷房時の設定温度を1℃高く設定することで、6畳ほどの部屋では電力消費が10%削減できる。 温水洗浄便座の場合は、フタを閉めておくことで、便座表面温度を抑えられるため、開けっ放しの状態を比べて、貯湯式では11%、瞬間式では19%、電力消費が削減できる。冷蔵庫の場合、冷蔵強度を「強」から「中」することで、平均で11%の削減になる。


  待機電力については、家庭の消費電力量の約6%を占めており、このうち給湯器が約30%、テレビやHDD/DVDプレーヤーなどAV機器が約25%という。これらを使用する時のみに電源を入れるようにすることで、大きな省エネ効果がある。 このほかの家電製品では、パソコンや照明、衣類乾燥機などの節電例を紹介している。 夏の電力消費は14〜17時がピークとしており、この時間帯の節電は、安定した電力供給にもっとも効果的としている。


  ビジネス用途では、15%削減違反には1時間当たり100万円の罰金がかかる場合があるから、十分に注意しなければならない。105条の罰則規定では5年以下の懲役または100万円以下の罰金に処するとある。無論正当な理由があれば、これに抵触しない。日本では、工場における生産効率と比べると、事務部門の効率は先進国でも下位にある。この際、ホワイトカラーの業務見直しの良い機会だから、仕事のやり方を抜本的に改善することだ。
http://www.meti.go.jp/setsuden/
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