新内閣の発足にあたり

ドジョウ内閣の展望

   発足後3カ月間は黙っていようと思ったが、その間に野ダメ泥鰌内閣は消滅するかもしれないから、やはり、何とか泥鰌鍋を持たせるために処方箋を続けることとしたい。先ずは適材適所などと泥鰌は嘘を言ってはいけない。誰が見てもそのようには見えない官僚が操作しやすい軽量内閣だ。最初の危機は復興増税からはじまる。


   大新聞の社説までが好意的な記事を書き、霞が関の官僚たちが歓迎している内閣だから、おのずから新政権の内容が想定される。つまり何も分からない大臣たちを、官僚たちは自分たちの思うように操作できる。自民党時代と同じ、再び官僚支配内閣の誕生だ。これまでの財政赤字900兆円も官僚支配構造の維持がその主な原因なのだ。それを国民に付けを回すというあざといことを考えている人たちだ。


   復興、経済成長、財政赤字解消を唱えるのであれば、まず、するべき事は霞が関改革で公務員制度改革なのだ。ハト、カン首相が失脚したのは口だけで脱官僚を唱えた事だ。彼らは自分たちが作った法律で堅くガードされている。この垣根を外さない限り、彼らを養う事で赤字は積み上がるだけだ。


   蓮舫さんの行政刷新会議が実施した業務仕分けがどうして失敗したのか原因は明確だ。公務員は自らの立場を守るために、多くの法律でその身分を守っている。その法人は廃止と言われたら、別の形で存続させるだけの事だ。仕分けの前になすべき事は、行政改革であり、公務員制度改革なのだ。堅固に築かれた垣根を破壊することがまずするべきことだ。