増税で勝ち名乗り
公務員改革をして、天下りなどの特権をはく奪したら、優秀な人が霞が関に来なくなるという俗説がある。それではこれまでにいかほど優秀な人材が霞が関という日本国の中枢に来ていたのだろうか。明治維新以来、日清、日露、太平洋戦争という戦争に巻き込み日本を破滅させた人々を優秀というのだろうか。さらには、財政赤字1000兆円という巨大赤字を積み上げた張本人を素晴らしい人というのだろうか。電力会社と組んで原発事故を起こした官僚たち、震災復興を遅らせた人たちをどうして優秀と呼べるのだろうか。
1945年のゼロの状態から、世界第二の経済大国に導いたというが、これは鉄、車、電気などの民間の力であって、霞が関がなかったらもっと発展して、バブル経済などを引き起こさなかったはずだ。日本全体の事を考えて霞が関では仕事をしていると言うのは、全く虚偽だと、辞表を提出した古賀氏の本に書いてある。政権交代で民主党政権が誕生したが、この政権を3代目にしてようやく、首相を霞が関は自家薬籠のものとした。震災を口実にして増税という勝利宣言をした。財務省のとっては経済成長がどうなるかはどうでもよくて、増税する事が使命だから、どうにもならない。
2年前に誕生した政権に、いろいろと注意した事が何も役に立たず現実的となった事が、以下のブログを見ると実によくわかる。まさに予想通りの展開だ。以下、時系列的に並べておきたい。
持続的成長の秘策
2009-7-31
http://iiaoki.jugem.jp/?eid=3182
霞が関城の攻略
2009-9-20
http://iiaoki.jugem.jp/?eid=3251
霞が関文学
2009-8-21
http://iiaoki.jugem.jp/?eid=3211
国家予算革命
http://iiaoki.jugem.jp/?eid=3339
特捜部の方向感覚
2010-1-22
http://iiaoki.jugem.jp/?eid=3406
ほくそ笑む官僚たちの夏
2010-7-22
http://iiaoki.jugem.jp/?eid=3633
民主党政権を潰した張本人
2011-7-21