原発事故調査委員会報告(5)

私的事故調査報告
   これまでの原子力行政とは、東電などの電力会社が出してきた計画や実施などの案をそのまま承認する機関だった。それが原発安全神話の生みの親だ。そのための会議や委員会が霞が関全体で約100超あるという。要するに学者も官僚も政治家も電力マネーを食い物としてきただけだ。そのために消費者は高い電力料金を払わせられてきた。この4月から、また原子力規制局が環境庁にできる。

委員会報告
1.6月15日:http://iiaoki.jugem.jp/?eid=4037
2.6月27日:http://iiaoki.jugem.jp/?eid=4046
3.8月22日: http://iiaoki.jugem.jp/?eid=4113
4.12月30日:http://iiaoki.jugem.jp/?eid=4262
   
    斑目さんが国の原子力行政の出鱈目ぶりを暴露するのは、ご自分の出鱈目さを隠蔽する行為と思う。事故の肝心な質問になると「事故のあの時は1週間寝ていなかったので、記憶が殆どとんでいてないのです」と言い訳をした。学者や官僚たちが原子力行政を食い物にしてきた実態があの惨事を引き起こしたようだ。官僚は接待費用や天下り先など、学者は研究費獲得などで恩恵を被ってきた。

    どんな技術でも絶対安全なモノなどは無い事は証明不要な公理だ。人類は安全の度合いを智恵と努力で限りなく高める事に邁進してきた。ロケットの打ち上げでも、ゴーサインは安全を高めるコストとのトレードオフで決まってくる。原発事故のキッカケは地震だったが、水素爆発は人為的なミスだった事が判明してきた。この爆発を防ぐ対策の遅れは、管首相と斑目氏の福島原発訪問が関係しているのではないかとの疑惑が出ている。