三党合意と言う翼賛

三党合意の陰で
   増税の三党合意に隠れて、増税どころか、いつの間にか宇宙と原子力の平和目的と言う限定まで外されてしまった。70年前の翼賛体制の再現みたいだ。これでいよいよ日本も北朝鮮に対抗して核弾頭を搭載したミサイルを製造できる体制が整った。これは脱原発どころの話ではない。   

   兵器と医学の開発はコストを惜しまないから、いくらでも投資する事が出来る。ロケ ットと原子力技術の開発は第二次大戦中に兵器としてはじめられた。だから、宇宙開発も原子力も軍事力として欧米中ソでも力を注いできた。衛星も原子力も平和目的に限定してきたのは日本だけだけで特異な国だった。


   日米同盟の傘の中にある日本の現実は、小澤さんでも変えることができないだろう。要するに核とミサイルの傘の中にいる事をもっと深刻に認識しなければならない。脱原発を唱えるならば、脱日米同盟が先であることが理解できる。果たしてこの現実を脱原発派はどれくらい理解しているか。

   脱日米安保の政治家では米国は困ると日本側に伝える。日本側がこの政治家を排斥する。その仕事は検察、外務省、防衛省財務省、新聞が担当する。田中角栄鳩山由紀夫小沢一郎などすべてこれに当てはまる。脱原発を言うなら、まず脱日米同盟なのだ。米国の傘の内では脱原発とはならない。