絆を深める

絆を深めるべきだ
日韓関係の重要さ
    韓国の大統領が反日的言動をいくら繰り返しても、日韓関係は揺るがないほどに強固になっている。特に、韓国にとっては日本との関係を断絶したら悶絶する事は目に見えている。世界的な企業にまで成長した電機のサムソン、車のハンダイとも、日本から素材やパーツが来なくなると生産が停止してしまう。また、通貨ウオンも円の支えがないと、あっという間に暴落して再びIMF管理の恐怖に襲われてしまう。サッカーでは日本は負けたが、この程度の事はおおめに見てやるべきだろう。

    1951年のサンフランシスコ講和条約で、竹島は日本の主権が確定した。このため現在、韓国側が不法占拠している事は国際的にも認められている。1965年の日韓基本条約により、慰安婦問題も含めて賠償請求権についても「完全かつ最終的に解決」済みであることも明白である。韓国の様々の階層の人々に、この二点を繰り返し繰り返し説明する以外に道はない。

   大阪生まれのこの大統領は2008年2月に就任してから、4年間の任期が終わろうとしている。これまでに竹島慰安婦も一切語らないできたが、急に気が狂ったように反日になったようだ。兄をはじめ身辺に金銭汚職で逮捕者が続出し、自分も任期が終了したら、前任者と同じように逮捕される事を恐れているのだろう。そこで逮捕を免れる方法として見つけたのが反日言動だ。

   韓国大統領が竹島に上陸し、香港の船が尖閣に上陸し、北朝鮮は日本政府と今月末に北京で協議するという一連の動きの背後に、見え隠れしているのが北京政府だ。沖縄やオスプレイで揺れている日米間の動きに呼応して、狙いは日米韓の間にくさびを打ち込む事だ。いま日本外交としては、中国の強かな外交戦術をわきまえることが重要だ。