アメリカ大統領選挙

米大統領選挙(1)
   今年は次々と世界の主な国の首脳が交替する年だ。すでにロシアとフランスは終わっている。これから中国、米国と続く。中国の主席は選挙ではなくて既に決定している。米国の大統領は任期が4年だから、夏季五輪の年に必ず選挙がある。選挙日は11月の第一火曜日だから、今年は11月6日となっている。すでに共和党の候補者は選出されているし、今週には民主党の党大会でオバマ氏が選出される。

   

   4年前にチェンジを掲げて大統領となったオバマ氏だが、リーマンショック以降の経済再建では必ずしも成功していない。失業率は依然として10%近くで就任時よりも増加している。また弱者救済の福祉重視で財政赤字は300兆円にも達している。これに伴い、軍事予算の削減などで世界における米国の存在感まで低下してしまった。恰好よく核兵器廃絶でノーベル平和賞を受賞したものの、これが逆効果となって、米国の威信まで低下してしまった。


   選挙資金で共和党ロムニー氏は民主党オバマ大統領を圧倒している。5月にはウイスコンシン州知事選挙で、オバマが押す労働組合出身の候補が負けた。さらには、弱者救済の福祉重視で財政赤字が膨大となった。チェンジで当選したオバマだが経済政策がうまく回らず、軍事力まで低下して、世界の指導力まで弱くなった。今逆にロムニー氏からチェンジだと言われている。この先、よほどの天変地異でもない限りオバマ再選は難しいだろう。